2015年 春の夫婦坂



五十の手習い。
2015年2月24日 送信

なんだか突然ピアノを弾きたくなった。これから向かえる60代以降のボケ防止にも良いらしい。とはいえバイクの方がボケ防止に効果があるようだが、両方やれば頭がさえまくるに違いない。

偶然だが、弊社店舗の目の前に個人宅のピアノ教室がある。先生は同年代のバイク乗り。小柄な女性ながらもZRX1200(欧州仕様)に乗っている。その門をたたいたのである(ピンポ~ン)。
先生にお願いしたのは、モーツァルトのある1曲だけを1年以内に弾けるようになることだ。大丈夫だ。私は50年ほど前に短期間ピアノを習っていた。
「50年前ねえ、ドレミファ、ちゃんと弾ける? えっ、弾けないの? それでモーツァルト? ・・・それってね、原付のスクーターにも乗ってない人が、いきなりレーシングマシンに乗るようなもんですよぉ! でもまあ、ヤル気があって、家での練習次第では弾けるかもね。 ・・・えぇ~~~、家にピアノも何にもないのぉ? それってねえ・・・」
何考えてるの、このオッサン、と思っただろうが、それでもバイク乗り同士のよしみで、防音改造した部屋に上げてくれた。そこにはヤマハとドイツのなんとか?というグランドピアノが2台置かれていた。





私の希望曲はモーツァルトの「トルコ行進曲」だ。まず先生は私の目の前のピアノに楽譜を置いた。そして、
「ギター弾いてるんだから楽譜は読めるわよね、・・・え~~~まったく読めないのお? 音符の意味もぉ?、、、」
ギターコードなら分かるが、ちんぷんかんぷんもいいところ。どれが「ド」の音なのかもさっぱり分からない。
少々あきれ顔の先生だったが、しかし気を取り直してくれたのか、ト音記号やへ音記号とやらの説明から、オタマジャクシみたいな音符を絵に書いて教えてくれた。そして、、、ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド♪ 弾けるじゃん。
帰りに月謝袋をもらった。これは習いに来てもよい、という証しだ。しかし先は長いだろうなあ、モーツァルト。でも弾けるようになったら頭がさえて、より素晴らしい製品作りができるような気がする。
さて、ピアノは買えないけど、電子ピアノとやらを買いに行こう。
(調べて驚いたけど、グランドピアノは問題外だが、電子ピアノは弊社のブーツとグローブを足した値段くらいからある)




いつものように少しずつコツコツと。
2015年2月19日 送信


2月の夫婦坂通信はこれで2回目。少ないですねえ。
というのも、カタログ・サイト制作、広告制作、そして“連載 男の癒やし旅”原稿に追われる日々が続いているから。
まあこのページはたいした内容ではないから、あってもなくてもどうでもいいかもしれないけど、時には必見情報も送信するので、たまにはチェックしてくださいませ。

ところでこの時期は、ご来店のお客様も非常に少ないのです。こういう時ですね・・・革ジャンのオーダーは。
お客様も電話も少ないから、スタッフがご希望をじっくりと伺って、あなたのスペシャルな革ジャンを製作します。
納期も比較的短くなりました。今なら春のツーリングシーズンに間に合うことでしょう。桜巡りはぜひ革ジャンで。。。




モーターサイクルショーの前に“ギフトショー”
2015年2月6日 送信

2月4~6日に開催の“日本最大級のグッズ展示会 ギフトショー”、その初日からの2日間は、弊社と関係がある京都のしぼり染め物業“いづつ”の手伝い。左はカミさん、右はいづつの若旦那、そして中央がモンちゃん(多聞恵美)、全員着物。
モンちゃん、、、3月開催の大阪モーターサイクルショーでは総合司会、東京でもメインステージでMCを務めるキャラクターが、なぜにこのブースで接客しているのかは、話が長くなるので省略するが、早い話が「つき合いがいい」ということだろう。
一般向けではないギフトショーは、卸し・百貨店・小売店・製造元探しの為のショーで2千数百社がブースを出す。我らはその中の小さなブースだが、いちだんと華やだ。着物姿もいいが、モンちゃんはしゃべりが上手いのだ。(当たり前だ、プロだもの)

そして2日目の午後は弊社に戻って写真撮影。







オッサンはジャマだってか・・・

ならばシングルカットを。







いづつの新作しぼり染めレザーグッズは、2月下旬より京都伏見店で販売開始します。 (女性向けのほうが多いので、どうぞご同伴で)




男の癒やし旅・・・第四湯
2015年1月30日 送信

モーターサイクリス誌の私の連載は、1月31日発売の3月号で第四湯まで進んでいる。それは山梨県の奈良田温泉 白根館(しらねかん)である。
まあなんと言いましょうか、これがトロリ~ンとした素晴らしい湯で、癒やされるのなんのって、たまったもんじゃない。そしてまた宿の主人が猟犬つれて鉄砲で・・・・ネタはあまりバラしてはいけませんね。どうぞ本を買って読んでください。心を込めて書いたんです。期待は裏切りませんよ。
そうそう、5月にはこの温泉宿で愉しい・・・・・おっと、これは大フライングをするとこだった。これ以上述べたらまずいことになりそうなので、このへんで。

[ モーターサイクリスト3月号:1月31日(土)発売 ]





ニッポンの伝統小物、作ってはみたものの、、、。
2015年1月12日 送信


写真は「ふくさ」と呼ばれ、ご祝儀や香典等を包む日本の小物をペアスロープ流に作ったのである。
材質は馬革、鹿革しぼり染め、そしてユネスコ無形文化遺産に登録された結城紬(ゆうきつむぎ)・・・なんというぜいたく仕様だ、ここまでの「ふくさ」がはたしてあるだろうか。というより「ふくさ」自体を使わない世代にとっては、そもそも興味はないだろう。しかしせっかく作ったものをボツにするのはもったいない。ならば、、、京都五条のいづつの若旦那、山ちゃん(左)の店で販売すれば良いだろう。

今年2月中旬、しぼり染めグッズの直営店「いづつ」(店名と会社名は同じか?)がオープンする。店内にはペアスロープ製も、いづつオリジナルとして販売予定。そしてしぼり染め教室なる体験持ち帰り販売もあるそうで、京都にお越しの際はお立ち寄りを。正確なオープン日や場所は、後日ご案内しましょう。




2015年の「運試し」。
2015年1月7日 送信

1月3日の仕事始めは京都伏見店だった。その朝、雨戸を開けると店の中庭は真っ白、こりゃあお客様は来られないだろうなあとガックリするも、オープン前には道路の雪は融けてホッとした。
3日からは毎年恒例の「新春 福引 運試し」。店を開ければ多くのお客様がご来店。
午前中早々に「金賞(3万円の弊社商品券)」・・・あらら。そして次の福引も「金賞」・・・うっ(汗)。
お客様いわく「直前で金賞が出たんでダメかなと思ったけど、、、ペアスロープさん、これで商売になるんですかぁ?」・・・なるわけね~じゃん。
その次のお客様は「銀賞(1万円商品券)」だった。こうなるとこの店の店長が金賞銀賞を多めに入れたのではないかと疑ったが、がんとして否定、たまたまだと言う。が、それにしても、、、。

福引は1月12日(月曜祝日)までです。いかがですか、どうぞご来店ください。




賀正 でございます。
2015年1月1日 送信

昨年は午年(うまどし)だったので、馬革製品をガンガンと送り出しました(継続しますが)。そして今年は未年(ひつじどし)。なので羊革製品をギンギンに・・・といきたいけれど、羊の革は強度と耐久性に難ありで、弊社ラインナップにはならないのですねえ、残念ながら。

ところでモーターサイクリスト誌の私の連載ページ「源泉湯宿を巡る 男の癒やし旅」、読んでいただいてますかぁ? 現在、第三湯目まで掲載されてるけど、これを毎月読めば知識を得て、きっと皆さまも本物の温泉のいい湯巡りができると、そう思って優しく書いております。

モーターサイクリスト [毎月1日発売]

宿の主人から推薦してもらう、宿から宿を巡る癒やし旅。ぜ~んぶ源泉100%掛け流しの湯である。この2月号(12月29日発売)で第三湯目。第四湯目も現在執筆中(パソコン使ってるけど)。


ほら、なかなかいい雰囲気出してますでしょ。
ところが出版社の営業担当者達ときたら、こんなことを言うんだなあ。「なんでむっつりしてんスかぁ?」「楽しそうに温泉入ってくださいよぉ」「顔が怖いっスよぉ」・・・しょうがねぇだろう、もともとこんな顔なんだからぁ。それに温泉浸かりながらヘラヘラしてたら、アホみたいじゃないかぁ。

でも一理ある。笑って浸かるつもりはないが、気持ちよさそ~な表情にしたほうが、読者にその良さが伝わるだろう。
でも役者じゃあるまいし、そんな上手い顔ができるのだろうか。


ならばと、奥の手の反則ワザを考えたのである・・・・・・・・・・

























モンちゃん(多聞恵美)と浸かればいいのだ!

ということで先日モンちゃんが来店した時、タオルと手ぬぐい持って、写真テスト。
「おのぉ~、スッピンなんでアップはカンベンしてくださいねぇ~」と言いながらポーズをとる。
「温泉? 大好きだからごいっしょしますよぉ~」と、ありがたい返事も。

これなら怖い顔などするわけがない。それどころかヘラヘラしてモンちゃんと浸かっているだろう。
えっ? 私はお呼びでないって? モンちゃんだけでいいって? いやいや、主役は私なのだ。

・・・きっと癒やされるだろうなあ(読者ではなく俺)。2015年の温泉連載はモンちゃんと、、、そうなれば嬉しいんだけどなあ。。。

   2015年元旦の妄想。



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