Vol. 18

牛 乳
実況:三橋 2006年9月15日

 浜松のヒョウドウ社に行き、ついでに旨いウナギをご馳走になり、夜中の2時過ぎまでガッツリ酒を呑み、ちょっと寝て、ビジネスホテルでの朝食。テーブルにおかずを持ってくる女性に松下が元気よく、
「オバちゃん!牛乳ある?俺、好きなんだ、牛乳!」
「う〜ん、ないけど、持ってきてあげるネ」
 オバちゃんは、遠くで働く我が息子を思い出したように、そう言って足早に厨房へと向かった。
 ほどなくして松下に牛乳を渡す。
「150円だけど、ど〜するね?」
 松下はタダだと思った。いや、俺もそう思った。しかし手に取ってから、イラネェ〜とも言えず、
「うん、いいよっ、ありがと〜!」
 と、かなり無理して明るくふるまった。

 そしてチェックアウト。松下がルームキーを返すと、フロントのお嬢さんが、
「牛乳代、200円ですぅ。」
「えっ?オバちゃん(ほんとはババァと言いたかった)は150円って言ってたんだけど〜、なんでぇ?どうしてぇ?・・・」
 タダだと思った牛乳が150円、150円だと思ったら200円に値上がり。松下の顔に血管が走った。もう、キレる寸前であった。これはやばいと大人の俺があいだに入り、
「マンゾー(松下)、サービス料が加算されてるだけのことだよっ、払ってあげな!」

 よかった、ほんとによかった俺は牛乳がだいっ嫌いで。そうじゃなかったら、俺も松下と同じ運命にあったかもしれない。
 それにしても、恐るべし、浜松の牛乳。。。


社外スタッフ:松下 
しかし彼は仕事仲間ではなく、いっしょに遊んでいるだけ。1日中テンションの高い男である。
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