Vol. 20 2006年秋冬HP・カタログ裏話


[ HP制作裏話 その1.] ・・・2006年10月21日送信

この写真は、
当HP “絹の道 三話 カイコさん巡り”
のタイトル写真である。
すでにお分かりのとおり、映画「モスラ」を夫婦坂流にアレンジしたもの。

しかし、このワンカットを撮るのに、いったいどれほどの時間と労力を費やしたことか、プロカメラマンまで呼んで、おカネだってかかってしまったのだ。

でもそのページをご覧になった方は、恐らくただ通り過ぎただけでしょう。
くやしいから、その裏話を、苦労を、ちょっとお話ししましょうか。

その写真の主役はモスラ、いやカイコである。八王子の農家に行けば(東京都内!)カイコはいる。 だが、東京タワーのミニチュアなんて、そうやたらの所には売ってない。
・・・そう、本場東京タワー以外には。 
と、いうことで6月上旬、ミニチュアを買いに大田区の弊社からバイクで20分ほどの東京タワーに行く。



遠くからは何百、何千回も見ているが、ここに来るのは、確か4回目だと思う。下から眺めると、けっこうデカイ。
観光バスでやって来た中学生の修学旅行生徒といっしょに、タワー下のビルに入る。 目的のミニチュアはあるのだろうか、昔は売っていたのだが、ちょっと不安。。。

[ タワービル2階のおみやげ屋コーナーにて ]

あったぁ!と思ったら、金、銀、ラメ系のハデなのばっかし。オリジナルカラーは見当たらない。


古き良きニッポンの伝統も売っている。
“努力” “根性” “友情” シリーズ。
しかし、今どき買う若者はいるのだろうか。


ニッポンの“和”、靴下シリーズ。
これ、思わず買ってしまった。
店のオバちゃんに、どこから来たの?
って聞かれ、「オータクですぅ」と答えたら、
どこと勘違いしたか、「あらま、そんな遠くからぁ」。
23区内だよオバちゃん!

カメラぶらさげて買い物してりゃ、
東京者には見えないのだろう。


おっと、大島紬のガマグチ見っけ!
おバアちゃん仕様だ。

※“本場”という文字がついてないので
これは鹿児島の“本場大島紬”ではない。


[ タワービルの案内板 ]
1階の“東京タワー水族館”。水族館と思って入るのはシロート。販売してるので熱帯魚屋さんだなあ。でも入場料、大人1000円也!、、、?
3階には昭和45年からある“ロウ人形館”。「中でも宇宙開発事業団の協力を得て製作された、毛利衛さん・向井千秋さんは人気があります。」と、HPには記されているが、ほんとかなあ〜、だれに人気あるのかなあ、、、?。



タワービル内だけをうろついて、東京タワーの展望台には上ってない。しかしいささか時代遅れの感はあるが、それでもここはけっこう楽しめる。
バイクなら、すぐ脇の駐車場はタダだし、都内のチョイ乗りには穴場と言えるでしょう。
そのうち600m以上の新東京タワーができると無くなるかもしれないので、行くなら今のうち。
昭和の時代が、まだ残ってますぞ!
ヒマ人にはお薦めですぞ!

そんなこんなで苦労して、やっと本命のミニチュアモデルを購入。そして翌日、八王子のカイコを飼う農家にカメラマンと向かったわけです。


農家の旦那さんの大サービスでカイコの大盛。元気のいいヤツをチョイスして、外で東京タワーに登らせるのだが、、、。

これがなかなか上を向いてくれないもので、、、

何度乗せても下に降りようとするのですわ。
犬ならまだしも、
言って聞かせるられる相手ではない。
結局はねばり勝ちで撮りましたがね。

それにしても
こんな虫が、美しい絹の糸を作る・・・。
まだご覧になっていない人は、
よろしかったら “絹の道”サイト、
覗いてみてください。
けっこう気合いを入れたページですから。。。

      2006年10月21日 記 三橋




[カタログ裏話 その1] ・・・2006年10月11日 記

写真は4月に行った山口県岩国市の錦帯橋(きんたいきょう)にて、筆者とカミさん。撮ったのは坂上オッサンカメラマン。これをカタログのとびらページにドカ〜ンと使おうと思ったのだが、 「なんだかなあ、革ジャンはかっこいいけど男のモデルが悪いなあ」 とカメラマン。
しょうがない、、、ツーリングのついでに撮ったわけだし、それに、モデルなど連れてこれる予算など、あるわけがない。よくよく考えてみると、カッコ悪いものをカッコ良く撮るのがプロのカメラマンじゃねえのか!・・・とは思いつつ、結局ボツに。 (ちょっとウソもあり。ほんとは対岸の桜の花がチラリと見えてたから)



で、カタログはこちらの写真になったのである。
「ちょっと足が短いけど、これなら誰だか分かんないからいいんじゃないの〜」 
なんという失礼なカメラマンだろうか。

それにしても美しい木製の錦帯橋と革ジャン、
ニッポンの、夫婦坂の “合わせ技”です。


※錦帯橋での写真を撮ったあと、坂上カメラマンは約1000キロの道のりを、車でひとり東京へと帰り、
我々バイク部隊は、津和野、萩を巡り、美味い食いもんと素晴らしい景色を堪能・・・ザマミロ。
[詳しくはツーリングサイト“長州”へ]

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