2005年6月某日


 弊社裏口から、金髪を振り乱して318の店長アキモトが入ってきた。いつ見ても、けっして善人には見えない風体だ。
「このワッペンもらっていい?」 ミシンの隅にあった318の次期新作のワッペンを見つけられてしまった。
 「うん、それアキモト品だから、あげる!」
「なんだそのアキモト ヒンってえのは?」
 「ああ、不良品とも言う!」
刺しゅうが汚いので捨てるつもりのワッペンだった。

「俺のジャンパーに縫い付けてくれねえかなあ」
 「忙しいんだから、自分で付ければ? ミシン貸してやる。
 ここをああしてこうしてやれば縫える。以上!」
・・・しかたなく、ミシンの前に座るアキモト。

生まれて初めての工業ミシン。ヤケを起こしてキレるか、はたまた針を指に貫通させるのか。どちらも楽しみである。

真剣なまなざし。
日常の仕事も、これくらいの真剣さがあれば言うことないのだが。。。


で、仕上がりは、、、

写真でお見せする価値まったく無し!




自分で縫ったワッペンに不満げなアキモト。メッシュジャケットも試作ボツとなったアキモト品である。
なお、318の店に行って直接話をした人は分かるが、見てくれほど悪い男ではない。(過去は極悪、現在 “ホトケの秋元”)

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