三浦半島の三崎漁港隣接の小売センターでマグロをたらふく買って来たことは前編でお伝えした。
その晩に食ったのはいちばん安いマグロのぶつ切り。それは量も多く、それなりに旨かった。そしてその翌日からはメインの中トロである。仕事を終え、我が家でそれをツマミに一杯やるのが楽しみだった。しかし、、、
説明書どおりに解凍して皿に乗せられたその刺身は、なんとスジだらけだった。噛んでも噛み切れない。まあ、何本も買えばハズレもある、と次の晩も解凍して食卓に出るが、またハズレ。そして次の日も次の日も、、、。
やられた! あのセンターのバ○ーに。
「ダンナさん!、この数本の中トロはオイシイよっ。わたしが今晩食べようと思ってたモノだけど、わざわざバイクで買いに来てくれたんだから、安くわけてあげるよっ」
三崎は冷凍マグロ。カチカチに白っぽく凍ってるので、シロートに良し悪しの見分けがつくわけがなく、プロがそう言うならと、そのとおり買ってしまったわけである・・・無念! |
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後日、仕事の打ち合わせでリーガルCo.の本社に行き、三浦半島に古くから住む I 氏にそのマグロの一件を話した。(ブーツとマグロの話しがごっちゃになるが、余談は毎度のこと)
「あそこは観光客がメインなんだからねえ、、、路地の奥まったとこだけど、俺は小さな一軒の旨いマグロ屋知ってるだぁ。そこの主人はあなたと同じ名字だから信用できるよぉ〜」
この信用できる、というのにはワケがある。
I 氏の本家も私の名字と同じで、しかも先祖は鎌倉の出身。そう、源頼朝(みなもとのよりとも)である源氏(の家来)の血筋を引いている。マグロ屋の親父もきっとそうにちがいないから、旨いのだと、単純な発想なのである。
さてはたしてほんとに旨いのか。近いうちにまた川崎重工のエンジンに火を入れて買いに行こう。そしてそれが真実だったら、皆様にもご案内しよう。 |
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