撮影:2009年11月下旬

“ そうだ 京都、行こう。”
 JR東海のコマーシャルで、あまりにも有名なキャッチコピーである。これは春夏秋冬、年に4パターンがあり、それぞれに京都の美しい風景がうまく表現されている。
 1993年から始まったJR東海の京都キャンペーン・・・私はこれにまんまとはまってしまったわけだ。特に秋の紅葉バージョンは心憎いほど美しく、「俺も 京都、行こっ」 となってしまう。

2009年のJR東海ポスターより

 ではせっかくだから、2009年秋のキャンペーン舞台、京都府長岡京市の光明寺が出発点。そして2012年の紅葉までずら〜っと(※送信日の現時点での予定)ご案内しよう。
 でもねえ私のご案内より、実物の紅葉風景ほうがずっとず〜っとはるかに美しいですよ。それでも下手な写真から「やっぱりいいね、京都の紅葉は」と感じていただけたら、「そうよあなたも京都、行きましょう」。
※訪問時は全て平日です。しかし紅葉のピーク時は混雑してます。土日祝日はもっと大混雑となるでしょう。
※京都の紅葉巡りは駐車場の絶対不足により、クルマでは不可能に近いです。公共機関を利用しましょう。しかしバイクなら、、、そんなご案内もしましょう。






光明寺 こうみょうじ ・・・[長岡京市]

 2009年の11月26日、新幹線でカミさんと京都に向かった。京都市内の紅葉は11月下旬から12月初旬が見ごろである。(場所によっては11月中旬)

 京都市の南西に位置する長岡京市、そこに光明寺はある。光明寺はJR東海の2009年京都キャンペーンの主役だ。ということは混雑。
 毎年そうだが、キャンペーン主役の場所には、例年の数倍の観光客が訪れる。「なにもこんな混雑する時に来なくてもいいのに」と、周りの観光客に交じって我らも境内を歩いて行く。
 
 さて光明寺の紅葉・・・ほんの少しだけれど、その美しい姿をご覧くださいな。。。


門をくぐって、ゆるやかな階段を登る。




小さな子供達も紅葉見物。



境内で・・・モミジは見るものであって食うものではないと分かった。



鮮やかな色彩ですなあ。。。




どなたかぞんじませんが、隣りの紅葉に微笑んでいるような、、、。




お見事・・・としか言いようがないですな。

 見事な色合いの上部写真。しかしカメラを水平にしてシャッターを押すと、大勢の観光客ばっかし(左写真)となってしまう。JR東海の京都キャンペーンの影響力は絶大なようで、すんごい賑わいですな。

 そして前後左右から聞こえてくる感嘆の声、「あらきれ〜い!」「すごいなあ〜!」「ほぉ〜〜〜」・・・ほんとうに美しいのだ。

2009年のJR東海ポスター:もちろん誰もいない。






[個人的な感想&パーキング情報]
新幹線で京都駅、そしてJR西日本の普通列車に乗り換えて大阪方面の4つ目の長岡京駅、そしてバスで光明寺。
光明寺の公式HPに掲載しているように、駐車場はない。が、周辺は田畑で、バイクなら停められるかも。責任は持てないが。
訪れた2009年は、JR東海のキャンペーン主役により、かなり混雑していた。しかし現在は、紅葉ピークであってもそのようなことはないだろう。・・・ここはお薦め。弊社京都伏見店からバイクで15分弱と近いので、訪れてみてはいかがか。

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龍安寺 りょうあんじ ・・・[京都市右京区]

 京都市街地の北側に位置する石庭で有名な龍安寺である。どちらかと言えば、紅葉よりも、桜のシーズンのほうが観光客は多いかもしれない。石庭の真ん中に咲くシダレ桜、これがよいのだ。それが理由かどうかは知らないが、2012年のJR東海の京都キャンペーン、この龍安寺は「春」の主役となっている。

 とはいえ、龍安寺の紅葉も、なかなかどうして、見ごたえはある。すぐ近くに超メジャーな「金閣寺」があるが、素通り厳禁ですぞ、、、あれっ? 私はまだ金閣寺に行ってないなあ・・・(中学の修学旅行で行ったかもしれない?)。



石段は頭上は、キ イ ロ 、、、



モミジのグラデーション。











石庭にはいろんな意味が込められている・・・ほぅ、なるほどねえ。。。






境内の風情ある林を歩く。



池・・・水面に波がたたなければ、どちらが上か下か。







[個人的な感想&パーキング情報]
龍安寺には駐車場が隣接しており、公式HPによると石庭拝観者は四輪1時間までは無料。ただし紅葉シーズンに、そう簡単には停められないだろう。で、二輪はといえば無条件で無料。ありがたいお寺さんですなあ。(御さい銭、多めにするのだ)
2009年秋の紅葉、2011年春の桜、この龍安寺には2回訪れている。さてどちらが良いかと申せば、どちらも魅力的なのですよ。

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嵐山 あらしやま ・・・[京都市 西京区・右京区]


 京都駅の北西に位置し、鉄道の便も良いことから、かなりメジャーな観光地となっている。ということは、シーズン中は人でいっっっぱ〜い。それが土日祝日だと、渋滞もひどいのなんのって。“すり抜け”じょうずな私でもバイクで行きたくないくらいだ(平日はややマシ)。
 嵐山の渡月橋(とげつきょう)。ここから見る紅葉は素晴らしいといわれるが、訪れた時は夕方で逆光のトホホな状況。見るなら午前中がよいだろう。ということで、観光地の嵐山、、、おしまい。

 なお嵐山のある嵯峨野(さがの)の地には、ほかに魅力的なところがある。たとえば天龍寺や二尊院(にそんいん)、、、おっと二尊院は、2012年秋のJR東海京都キャンペーンの主役だぁ。嵐山周辺はさらに混むから、2013年以降に訪ねよっ。





天龍寺 てんりゅうじ ・・・[京都市右京区]

 京福電気鉄道嵐山線の終点、嵐山駅すぐ近くにある天龍寺は、それは見事な美しい庭園がある。が、しかし、、、見ていない。ここに着いたのが夕刻近くで拝観できなかったから。
 次の機会にはぜひこの目で庭園を見たい。でも嵐山は混雑するしなあ、どうしたものかなあ、、、。


境内のモミジの横を歩く。



木陰ではストロボを発光してみる。








[個人的な感想&パーキング情報]
天龍寺は、嵐山のメインストリートに面しているだけあって観光客もそうとう多い。隣接した駐車場はあるが、紅葉シーズンの土日祝日は、まず無理だと考えたほうがよさそうだ。
なお、2009年に訪れた時は電車なのでバイク駐輪場の有無は分からないが、クルマ同様に上記シーズンは避けたほうがよいかも。行くなら嵐電(京福電気鉄道)の利用がお薦め。嵐電は魅力的だ・・・鉄道話をすると、ものすごく長くなるのでこのへんで。

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東福寺 とうふくじ ・・・[京都市東山区]

 京都紅葉の「横綱級」といわれるのが(私が勝手に言っている)東福寺。その豪快な紅葉風景は他とは違う。ということで、地元京都でも観光客にも人気のここは・・・人の多さも豪快。

 さて筆者のヘボな写真より、実際に行って見てもらうのをお薦めするが、まあそうもゆかない方々のために、ちょっとだけご案内しましょう。


東福寺へ向かう、すんごい人波。



通天橋と呼ばれる本来はお坊さんの為の通路・・・の周辺は真っ赤!


 1997年のJR東海 京都キャンペーンの主役は東福寺だった。そのキャッチコピーがにくい、、、
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  六百年前、桜を全部、切りました。
  春より秋を選んだお寺です。


      紅葉のベストポジションは、修行の道でした。

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 なるほど、、、いさぎよいですなあ東福寺。私も思いましたよ、通天橋を歩いて、、、修行はしてないけど。


















[個人的な感想&パーキング情報]
東福寺には2009年秋は電車で、2011年秋にはバイクで訪れている。最初に申し上げよう・・・クルマでの訪問は限りなく無理。近隣に駐車場は無いに等しいのだ。
 で、バイクは・・・なんと心が広い東福寺さんなのだろうか、境内に停められる、しかも無料で。こういうお寺には、御さい銭、50円でなく500円を奮発する。せめてものお礼である。(※2012年以降のバイク駐輪場は?です。)

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光明院 こうみょういん ・・・[京都市東山区]

 東福寺から5分程度歩くと、静かな住宅街に光明院がある。目立たず、ひっそりと。東福寺の混雑に比べ、すぐ近所なのに人が少ないのが嬉しい。

 光明院は紅葉の名所というわけではないが、少し紅葉もある庭園を眺めると、心がなごむ。なんといったらいいんでしょうねえ、、、「癒し(いやし)」とは、こういうことなのかぁ、と思えるのである。
 







 紅葉の名所というわけではないが、光明院も2000年秋のJR東海キャンペーンで主役に登場している。そのキャッチコピー、、、
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  日本の「ガーデニング」です。
  どなたか、この美しさについて、
  理論的、科学的に説明していただけませんか。


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 な、なんと素晴らしいキャッチなのであろうか。その庭園の趣は、まさしく理論的・科学的に誰も説明などできまい。




庭園を見ながらの「抹茶とおはぎ」、まったりと味わえるのが、これまたよし。




[個人的な感想&パーキング情報]
東福寺の豪快な紅葉を見たあとで光明院へ、というのがお薦め。ただし二輪・四輪ともに駐車場はないので歩きで。(バイクだからといって路上駐車はやめましょうね)
・・・ほんと癒されますよ、ここは、、、ほんと。

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 いかがでしたか、2009年の夫婦坂・京都紅葉旅。筆者のヘボ写真ではなかなか表現しきれていないから、皆さま、どうぞご自分の目で確認してください。
 あっ、そうそう、、、上記京都の紅葉地には、お土産屋さんがいっぱいあるけど、そこでおカネを落とさないでください。落としどころは・・・やはり京都伏見店、どうぞお願い致します。。。


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