それにしても、高知県は銅像が好きらしい。興奮の桂浜では坂本龍馬、室戸岬では中岡慎太郎、高知城には板垣退助、山内一豊とその妻、足摺岬にはジョン万次郎、東津野村の吉村虎太郎、梼原の脱藩志士像などなど、歴史的な像が多い。
 それで、すっかり無料になった仁淀川大橋を渡り横浪黒潮ラインへと突き進む。ここには武市半平太という土佐勤王党首領の像がある。まあ、坂本龍馬の人気と比べてしまうのは、無理があるけれど、こんな人たちあっての現代なんだね、きっと。


 ちなみに、横浪黒潮ラインは土佐湾を見下ろすワインディングで、路面はちょっと荒れているけれど、全長18kmの痛快ラインでもあるし、海辺のワインディングとしては貴重な存在。清水エスパルスのアレックスの出身校である明徳義塾高校もこの横浪半島にある。
 さて、桂浜の気候はまことに南国土佐を思わせる、ほのかな暖かさで、来春の試作ジャケットのテストにも最適。海辺はいいなぁ。ジャケットもいいなぁ。なにしろ、腕周りや胴回りに適度なタイト感があって、海辺の潮風を受けながらのワインディング・ランにもバタつかないし、きつくない。立襟なのでキュっと締めれば、首もとも寒くない。インナーによっては梅の咲いた後からいけますなぁ。
 と思っていたのもつかの間。秋の夕陽は、海っぺりでもつるべ落とし。寒さも復活の兆しナリ……。げげっ、やっぱり寒いっす。桜の散った後からにしましょうや。
'03年春発売予定のF-45
但し、'02年型F-45でもF-22でもない新タイプ。
写真のレッドを発売するかは未定。

「マズイですよ。このままじゃ、中土佐町の土佐久礼大正町市場が終わってしまいますぜ」
「そうなんだよ。でも、その前に道の駅かわうその里・すさき(9時〜19時)に寄って、鰹の照り焼きを買って、その先の土佐魚菜市場でちくわとゆで卵入りかまぼこを買わなくてはならねえってんだから大変だぁ。おまけに高知県最古と言われる中土佐町の西岡酒蔵に行って見学がてらポン酒を試飲して、良い気分で購入するってんだから、もう忙しいだろう。おっと忘れちゃいけねえ、釣りの餌を買わなきゃなぁ、石さんよぉ」
「そんなに無理ですよぉ。竿もないですよぉ」
 そんなこんなを繰り返しつつ、大正町市場に着いた頃には、もはやあたりは暗くなりかけ、夜は情け……なし。

 ダッシュで市場へ向かう三橋さん。さすがバクバク隊長だ。でも、店は半分くらいが閉め始めておりまして、すれ違う人もまばら。
「おうおうおう、江戸っ子好みの脂ののった戻り鰹が欲しいんだけど……まるっと包んでくんな」
「ああぁ、今あるのは近海で獲れた、戻りじゃない鰹しかないねぇ。戻りはカツオ船団がもどらないとねぇ」
「ぐえぇぇっ!! この時期はすべて戻り鰹かと思っていたのに、そうじゃぁねえのかい、べらぼうめい」
 ううっ、今夜の盛大なるバーベキューにまたもや暗雲が。あん・うんの呼吸……なんちて。
 市場周辺でゲットした今夜の食材は下記の通り。
 鰹のタタキ、鰹の刺身、ゲソ天(唐揚げ?)、鯖のみりん干し、ウツボのタタキ、高知牛、、手羽先、なぜか和菓子とお菓子少々。さらに、三橋さんがぜひ行きたいと言っていた西岡酒蔵には行けずも同酒蔵の「久礼」という日本酒を購入。

 黒潮本陣という、絶景露天風呂のある宿をかすめて、我らがライダーズインに向かう。はっきり言って辺りは真っ暗。手は凍えるは、腹は減るはで、もう限界灘。たいした距離じゃないのに、やけに遠く感じるライダーズインやーい。
 パンパカパーンと到着。でも寒い。でもバーベキュー。でも身体が固まってる。でも腹減った。むむむ、バクバク隊危うし。しかも、大島さんとうどん博士こと尾原さんは「本当にバーベキューするんですかぁ?」と、寒くてイヤだなぁという意識ありありで軽い問いかけ。
「するんです!!」


[今夜の献立]
とろカツオの照り焼き:ボソボソってな感じ、焼きたてなら美味い(気がする)。
カツオのタタキ:ニンニクをたっぷりとちりばめ食す。かなり美味い。
カツオの刺身:新鮮な近海物、美味い。でも戻り鰹に未練が、、、。
ウツボのタタキ:なんじゃこりゃ、酒のつまみにはなっても、ご飯のおかずには?
大丸かまぼこ:ゆで卵が丸々3個入ってる。見栄えは良いが味はフツー。
土佐牛:塩コショウで焼いて喰う。ウシの味がした。
土佐の手羽先:上に同じく塩コショウ、にわとりの味だ。
サバのミリン焼き:野良猫のエサになりにけり。
ゲソ天:かなり大きい。ビールのつまみに最適か。
久礼のまんじゅう:極めてカラフル。
麒麟ビール・レモン酎ハイ・吟醸酒久礼(冷や用):・・・あったかいのないじゃん!

以上、

本来、伊勢海老がど〜んとあるはずであった。しかし久礼の大正町市場周辺を
駆けずり回った努力の甲斐もなく玉砕。
嗚呼、伊勢海老・・・

 誰も、走ってきた服装の襟元すら緩めようとはしない。それで、炭のまわりで立ちつくす姿は、ニューヨークの公園で見かける炊き出し風景か。それでも、食材に火が通り始めると、少しずつ和やかな雰囲気なので、一気に「乾杯でもしましょう!!」とビールを渡したのがまずかったらしい。また冷やしちまったぜよ。
 こんなに一途なバーベキューも珍しいんではないだろうか。みんな、早く食べて、あの暖かそうな灯のこぼれる管理棟に入りたい。でも、バーベキューは終わらない。

 なんか合宿みたいだな。なにがこんなに寒くさせるんだ……。服か、手袋か、季節かぁ?


悲しいぜよ……
というわけで、バクバク隊の四国グルメ旅・前編はおわりぜよ。
後編はグルメたっぷりぜよ


11月15日HP前編発信:この日は坂本龍馬の誕生日であり、暗殺されて没した日でもある・・・合掌。。。

<< 戻る 後編へ >>




access counter