・・・新緑

 昨晩のアルコールも多少残ってはいるが、お約束の温泉玉子付朝食をすませると、今日も元気に走るぞ!といった気合いがじょじょにみなぎる。そして7台+ニケツの1台は新緑の川上温泉を出発し、磐梯吾妻スカイラインへとステアリングを向ける。

 今回のツーリングは湯・酒・新緑のほかに、もうひとつ目的があった。新しいカメラのテスト撮影だ。
 今年3月に発売されたばかりの一眼デジタル、キャノンEOS10D、このカメラで、はたしていつものように走行写真がうまく撮れるのかどうか。
 フィルムカメラと違って写真はその場その場でわかってしまうので、結論からいうと、かなり難儀だ。コンパクトデジカメと比べ、とにかくデカくて重いのである。
 もっとも、走りながら撮るという行為がそもそも間違っているのだが、20年以上前から、こんな撮り方をしているので、いまさらやめるわけにはゆかない。
 ま、今回の画像は練習ということでカンベンしてください。そのうち慣れたらベストショットをお見せしますから。

 磐梯吾妻スカイラインを福島市方面から登るが、雨こそ降らないものの妙な曇り空。なんかすっきりしないので憂さ晴らしにニケツのBMWを後ろからおおいにイジメ、それに飽きると、ぶち抜いて次のバイクの後ろに。
 そうこうしているうちに標高1500メートル超の浄土平に着く。ここの景色は南から走る逆方向の方がグッド(快晴なら)。できればレストハウスで休憩したい(駐車無料なら)が、先頭のスズキ油冷おやじ組(バンディット1200GSF1200GSX1400)が素通りし、峠を駆け下りる。
 晴れていればさぞかしの景色なのだが、それにしてもなんと素晴らしい新緑の中を走っているのだろう。まだ残雪があるこの時期がいちばんの「みどり」ではないかと思う。

 磐梯吾妻スカイライン、母成グリーンラインを経てJR磐越西線の磐梯熱海駅でニケツの七ちゃんを降ろす。
「こっから電車で帰れな〜」
 近くの食堂でラーメンとビールを注文する七ちゃん、さすが電車で帰るやつは呑みっぷりがちがう。

「達者でな〜」
 タンクバッグとヘルメットを抱えたへんなカッコのおっさん、ホームに入ってきた電車の中へときえていった。
磐梯吾妻スカイラインの金魚の・・・
ニケツのBMWをツッツク。これまたツーリングの楽しみ。
美しい新緑の中を爆走、しかし、重い一眼カメラの走行撮影は辛い。


[次回予告] 弊社20周年作業で超多忙な為、この先、いつツーリングに行けることやら予想もつかない。と、いうことで、過去にさかのぼって20年前の「北海道編」でもサイト編集しようと思う。しかし、そんな昔のツーリング紀行文、思い出しながら書けるのだろうか。

 コマーシャル・・・秘手袋編

今回のツーリングで使用したグローブ、ペアスロープでは珍しい本格的なプロテクション機能を備えた「レーシングタイプ」。しかもコスト無視の高価キップ牛革製ワンオフ物。最高レベルの操作性と安心感、素晴らしいの一言です。
これ、9月に20周年モデルとして生産するのだが、きっと、もの凄〜く高いでしょう。そしてもの凄〜く少ないたった20双 !!(それ以上は手間がかかりすぎて作る気がしない)の限定販売。(価格未定:安くはない)
”キップ牛革製レーシング機能ツーリングスペシャルアニバーサリー20限定モデル”
・・・長すぎる品名である。
'03年9月某日、もの凄〜く値段が高いが、ズバ抜けたクオリティーの “キップ牛革製・・・・・限定モデル” は発売3日後に完売いたしました。また機会があれば作ってみたいと思います。(いつ頃かはまったく自信が無いのでひかえます。)
[予告編] GR-20そのものは手間がかかりすぎて、もう作りませんが、 ’04年3月20日頃に、上記GR-20を基本モデルとし、ほんの少し作りを簡略化し量産する“GR-21K キップグローブ”を発売予定です。今度は、発売開始3日で完売ということはないでしょう。なんせ倍近く作りますので・・・。
価格:19,000円台予定。・・・各サイズ合計35〜45双予定、完全限定モデル (ご予約不可です) 
                                                  ’03年12月19日 記。

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