2004年6月 文・写真:三橋 (現在4ページ)




 カタログ制作が始まると、過去20年間毎回思うことがある。カタログのイメージカットをなぜ前の年に撮っておかなかったのかということ。前回の春夏カタログも同様なのだが、サマージャケットのロケを真冬の1月に行っている(「伊豆寒中ツーリング:ロケ編」に掲載)。都会のビルや海をバックに撮影するだけならゴマカシは効くが、少しでも草木のあるシチュエーションでは季節感がアンバランスになる。そんなことは十分承知しているものの、なかなか、1年後の新製品も含めた企画を考える余裕が無いというのが現状。
 そんな反省をしながら6月現在、またしても季節を無視したカタログ制作進行中。今年の秋冬カタログは68ページ、アイテムの少ない弊社の製品紹介は20ページで、残りはすべてイメージカットとウンチクで構成している。

 さてこれから、ちょっと手間をかけた撮影の旅をご案内しよう。今回はそれぞれ個性のあるカメラマン3名、モデル4名となった。しかし、カメラマンはこの業界で名のあるプロだが、モデルはすべてシロウトの知人。弊社にプロのモデルを手配する予算がないので仕方ないが、それはそれでけっこういい味を出している。捨てたもんじゃあございませんよ。

久山城正
弊社カタログは3度目の出場。今回は革ジャンだけに集中してもらい、氏の得意とするモノクローム紙焼きプリントのシブい男の世界をお届けする。
坂上修造
二輪誌ウエア特集では弊社製品を幾度も撮っているが、カタログは初出場。でっかい500ミリ望遠レンズを駆使し、迫力あるアングルが魅力的。繊維ウエア担当。
大島一浩
氏とは、もうかれこれ20年近いお付き合いとなる。ブローニーの大型カメラ(35ミリカメラの数倍大きいフィルム)で製品のクオリティーを限りなく忠実に撮影。

※このホームページの写真は筆者のデジカメ撮影です。各プロカメラマンの素晴らしい写真はカタログに掲載しますので、そちらをご覧ください。尚、カタログ完成予定は9月中旬。ご希望の方は9月以降に300円分の切手を同封の上、弊社にご請求ください。
松下佳成
広告代理店を営むかたわら、二輪誌のインプレライダーとしても活躍中。筆者との関係は、単純なるツーリング&宴会仲間。スタッフ最年少。
秋元庄
弊社スタッフの隠れ家である呑み屋「あきもと」のオーナー。不良歴は長く、そのミテクレはかなりヤバイ。と言うより、弊社のイメージにほど遠い。
石野哲也
某旅系二輪誌の編集に携わっていたが、’03年より弊社カタログのライターとして活躍。しかし、毎度モデルもやらされることになる。
三橋真由美
筆者のカミさんである。今回、30代前半の設定で20年ぶりにカタログに登場するも、やはり無理があった、かも。息子は成人しているし。。。



 では、久山カメラマンの「男は革ジャン」からご案内しよう。


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