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なんや知らんけど、あっ、いや、どうも久山カメラマンといると、あまり上品ではない氏の関西弁がうつってしまうやんか。たった2日間でそうなのに、なぜ氏は10年間も東京に住んでいて、いまだバリバリの関西弁なのだろうか。しかしそんな事はどうでもよく、あと数カット、なんとしても今日に撮っておかなくてはならず、昨日通った道を石廊崎を目指す。 |
くっきりと美しい姿を見せる富士山。このアングルをウエアとともに撮影したいのはやまやまだが、そんなことをしたら今の季節がバレてしまう。チョッと「雪」が多すぎるんだな。 |
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昨日より増して寒く、そして強風のなか、ボツなれした古山からライディングベスト編の撮影開始。 |
「なんや、その頭は〜! ひと昔まえのヤンキーやんかぁ!」 |
ヘルメットを被るが、やはり動作がぎこちなく、ボツッ! これでカタログに登場できなくなった 「RVM-05 メッシュベスト」 |
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調子に乗るからあまり褒めたくないのだが、石野がモデルとなると少々ポーズがクサイけれどサマになる。そして、彼の書いたカタログコピーもついでにお届けしよう。なお、左側の黄色い物体は猿ではない。 着用ジャケット:S-265Dライディング |
[ カタログ P-8 ] |
イメージカットのポーズも、その文章も、少々クサイけれど、そうは言っても冗談交じりともいかないもの。だいたいからそんなイメージの文章って、いったいどのくらいの人が読んでくれるのだろうか疑問だが、その写真に対する思いを入れたいのも事実である。 しかし、なにげない文章にまとめてはいるが、ツーリング中に一休みした臨場感をよく表現している。確かにその写真の左後方にトンネルがあり、それを抜けてここに止まると豪快な水平線が現れたのも事実、エンジンを切ると例のキンキンという金属音とともに、波の音、風の音、も事実。だけどな、この寒いなか鳥が鳴いてなんかないじゃねぇ〜か! ・・・・・うそつきはドロボーの始まりだ。( 「そりゃぁないよ、春の情景で文章書けってあんたが言ったんでしょぅ」 石野談) |
そして最終ロケ。 |
2日間にわたる撮影も、南伊豆で探しあてたとある防波堤で最後となる。しかし難関であるサマー系ジャケットの2種で、この寒い真冬の1月に、いかにして夏の写真が撮れるのか、久山カメラマンのインチキな“腕”(褒め言葉)にすべてを託すしかない。 |
防波堤の上を走り回り、撮影ポイントを探す石野と久山カメラマン。それにしても、バイクを海に落とさんでくれよ。あんたらは落ちても。 | ムルティストラーダと川崎重工12R初期型。女性的なムルティは繊維サマージャケット、男カワサキはとうぜん革ジャンと決める。 |
「石野っ、もっと前に進まんかぁい!」 「落っこっちゃいますよぉ〜」 「気にせんでいいわい、根性やぁ!」 ・・・ひとのバイクだと無責任な二人。 |
[ SG-088サマージャケット ] カタログP-10 |
[ G-32メッシュレザージャック] カタログP-16 |
どうです、ちっとは夏らしいでしょ。 |
そしてやっとのことで撮影終了。 |
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「めちゃめちゃ寒いやんけぇ」・・・久山カメラマン 「あ〜終わった終わったぁ、早く帰ろぉ〜」・・・石野ライター 「ボクの写真はみんなボツですかぁ?」・・・アシスタント古山 |
夏を演出する小道具として用意しておいた水中メガネと海パンは、幸いにも使わずにすんだ。というより、もし使っていたなら、手の空いているのは私しかいなく、弓ヶ浜の砂浜で海パン、水中メガネ姿を披露したわけで(カタログ1ページ目で、アロハを着たライダーの遠くに写るといった設定)、正確には「使わずにすんだ」のではなく「この中でいちばんエライので逃げた」が正しい。だいたいから、真冬の浜辺にニコニコしながら海に入ろうとするオッサンひとりなんてアホ、いや、それがほんとに夏であったとしても、なんかサミシイじゃないか。ピッチピチのおねいちゃんでもいっしょにいれば話は別だが。。。 まあ、なにはさておきイメージカット撮影は無事終わった。しかしこれからの作業がたいへんなわけで、なんせ久山カメラマンの撮った写真約300枚、カタログに使うその内のたったの7枚を私が選び出し、氏がみずから現像する。そのカタログ掲載の銀塩紙焼き写真、きっと 「ドラマチックやでぇ〜」。 |
帰路の箱根の夕焼け。 それはそれは美しいサーモンピンク。 |
夜の東名高速、家までもうすぐ。 |
「伊豆寒中ツーリング:ロケ編」・・・おそまつさまでした。 |
HP巻頭にも書きましたが、くり返しお伝えします。 ※当ホームページの写真は、全て筆者三橋のアマチュアイズムたっぷりでお届けしたデジカメフォトです。プロカメラマンである久山氏のドラマチックなアナログ銀塩紙焼き写真はカタログをご覧ください。 ※カタログご希望の方は300円切手同封の上弊社までお送りください。なお、製品(たとえ900円のキーホルダーでも)をお買い上げの場合はご希望の方に差し上げます。お申し出ください。(但し、1000部しか用意しておりませんので、お早めに。) |
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