秋元庄を柏氏のスクールに送り込むことになったきっかけは二つある。
一つ目は、ちょうど2週間前に初めていっしょにツーリングに行き、その走りがあまりにもショボイので、ライディングの基本から叩き直してもらおうと思ったこと。そして二つ目は、弊社新ブランド“318”の店長としての社会勉強である。
さて、柏校長率いるライディング アート スクール、2月6日の今回はビギナー向けの講習カリキュラムとなっている。「なんだぁ、初心者向けに俺が出るのかぁ」とほざいている秋元にはその内容を伏せておいた。ビギナー向けといっても、とてもとても秋元程度の腕前では苦戦を強いられることが私には分かっているから。あとで不良の泣きっ面がたいへん楽しみだ。
しかし、心配事がある。このスクールの参加者は真面目な方ばかりなのである。その中に、こういった者がいて迷惑ではないだろうか。そして、秋元が自分の運転技術の不甲斐なさにヤケになってキレたりしないだろうか。もしキレるようなことになったら、、、。そんな不安をよそに柏氏の講義が始まる。
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時として(毎度か)柏校長のダジャレも飛び出す。しかし私は笑わない(笑うと連発されるので辛い) |
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今日のスケジュールを簡単に説明しておこう。午前中は柏氏、そして私のウエアリングの講義。といっても硬い話ではなく、メーカーを問わず賢いモノ選びの雑学。カタログやホームページでも書けないような裏話もまじえる。そして早めの昼食を済ませ、午後からはコースに出て4時間みっちりのライディング実技となる。 |
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秋元は、教室の一番前に座る。その前でやりにくそうにスクールの説明をする峯岸氏。
「みなさんの中に“柏秀樹”さんをご存知ない方、おられますか?」に、「ハーイ」って手を上げたのは、もちろんキンパツ。
(氏の名前も知らずに来た者は、後にも先にもヤツひとりであろう)
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キンパツを前にしても、まったく動じずの柏校長。教習所とは解釈の異なる安全運転の熱弁をふるう。
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ちょっとやりずらい私。前列には秋元だけでなく、22年前の会社の同僚(HONDA時代)がこっそり参加していた。なお目の前のキンパツ、目をつぶっておとなしく聞いてるなあって思っていたら、寝てやがる〜。さすが不良。 |
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