サクラ散る のち ホタルの舞い
毎年春になると、桜巡りツーリングに出かけるのが恒例になっていた。薄桃色の花を豪快に咲かせ、そして可憐に散ってゆく桜。短期間の華やかしその姿に魅せられるのだ。
それに比べて、“ホタル”はどうだろう。豪快、可憐といった言葉は連想しない。どちらかといえば寂しさだ。「蛍の光」の唄は、卒業式の皆との別れであり、翌月の入学式は、関東では華々しく桜が満開。陰と陽の差がある。ほんとうは、その時季の順序は逆なんだが。
しかし今回の旅は、そんな「陰」を求めるわけではない。夜空の星とともに、ホタルのほのぼのとした光には人を癒す効果があるといわれる。
はじめてのホタルツーリング、癒されるかどうかがすごく愉しみである。と同時に心配ごともある。
こうしてホームページで公開しているのだから、文章だけで 「とってもキレイでしたよ〜みなさん!」
では済まないだろう。やはり、きっちりとホタルの写真を撮ってお見せしなければ、これをご覧の弊社ユーザー様も納得しないと思われる。(弊社製品を、まだお買い上げいただいていない人の方が圧倒的に多いようだが、そのうちきっと買ってくれるでしょう。
たぶん、おそらく、、、私はそう信じて疑わない)
しか〜し、、、ホタルが乱舞する写真は、夜空の星を撮るより難しい。
そう簡単なことではないのは、ちょっとカメラを知っている人ならお分かりだろう。プロでも難しいと言われる。(技術的なことだけでなく、自然条件が大いに影響される) もちろん私はシロウトだから、あまり期待しないでページを開いていただくことを望む。
と、初めから言い訳しておこう。
(※このページはホタルツアー出発前に書いてます。) |
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1.蛍の光 窓の雪
書(ふみ)よむ月日 重ねつつ
いつしか年も すぎの戸を
あけてぞ今朝は 別れゆく
2.とまるも行くも 限りとて
かたみに思う 千(ち)よろずの
心のはしを ひとことに
さきくとばかり 歌(うと)うなり
3.筑紫のきわみ 陸(みち)の奥
海山遠く へだつとも
その真心は へだてなく
ひとえにつくせ 国のため
4.千島のおくも 沖縄も
やしまのうちの まもりなり
いたらんくにに いさおしく
つとめよわがせ つつがなく
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“仰げば尊し”とともに、いかに涙を流させるかが勝負の、卒業式の定番歌である(現在では、あまり唄われていないようだが)。なお、3番と4番は、何やら時代背景にふさわしくないということで、教科書では削除されている。(私のような学のない者には、どこの何がふさわしくないのか、現代の日本語に翻訳してもらわないと分からない)
[原曲] スコットランド民謡 (1700年代後半)
[作詞] 稲垣ちかい (1881年公表) |
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サクマのドロップである。これを見ただけでピ〜ンときた人は本物のホタル通、いや、オッさん、いやいやアニメ通か。
“火垂るの墓”(ホタルのはか):野坂昭如原作、1988年に公開されたスタジオジブリのアニメ。
・・・昭和20年、両親を失った兄妹、4歳の節子と14歳の清太の、はかなくもホタルのように短い一生を終えた戦争悲劇。ここにサクマドロップが登場する。もちろん、美しく悲しいホタルも。なお、このアニメを見て、涙腺が刺激されなかった人は“鬼”だ。 |
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