低重音を響かせたブルターレとともに、東名高速を西に向かって走っている。いつものようにカミさんといっしょだから、制限速度を大幅に超えることなく、おとなしく、そしてジェントルに。
こういった時の高速走行はヒマでしょうがないので、唄を口ずさむことにしている。今回の旅のテーマにちなんで唄うは「蛍の光 ♪」、、、。
しかしこれは暗い、どうにも暗すぎる。スロットルを握る右手もゆるみ、あろうことか制限速度を下回ってしまう。(私の場合、制限速度以下で走ると、高速料金を損した気分になる) で、曲を変え「ホーッ、ホーッ、ホータル来いっ♪」となるのだが、これもなんだかねえ、いい歳して、、、。
これでホタルの唄は全曲終了である。たった2曲しか知らないものだから。
ほどなくトンネルに入る。待ってましたとばかりに、唄うはディープパープルの「ハイウェイスター ♪」 この曲のサビはテンポがよく、自然と右手にチカラがはいり、トンネルの照明がいちだんと速く後ろにすっ飛んでゆく。まあ、間奏部分のリードギターを口ずさんでいるだけで、唄っているわけじゃあないが。 |
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さて借り物のMVアグスタ ブルターレ。ラテン系の元気いいエンジンは良いのだが、スロットルが敏感すぎて落ち着きが無い。ほぼ一定速度で走るような高速道路には向かないバイクだ。
持ち主である“武ちゃん”も、まだ1000キロ少々しか走っていないので、これといった特徴を教えてくれないが、注意点は「燃費悪いよぉ〜」と、「まだ1万回転以上は回さないように!」の2点のみ。確かにこのブルターレ、ブン回すとシビレるいい音するんだわなあ、、、。 約束どおり制限回転数は守った。(ような気がする)
そんな吸・排気音に酔いしれながら、東京から1時間ほどの御殿場近くを走行中、突然ガス欠警告ランプが点灯し始めた。まだ100キロしか走ってないのにである。
東名高速ではお気に入りの“駒門パーキング”で、タンクキャップを開け、バイクを揺すってみるとまだ半分ほど(すでに半分?)ガソリンが残っているようだ。カミサン所有のドゥカティー
ムルチストラーダもそうだが、ガソリン半分ほどで警告灯がついてしまうのはなぜだろうか。壊れているのか、故意なのか、イタ車だから仕方が無いのか、いずれにしても困ったものだ。(燃料コック式がいちばん信用できる)
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