洗足池のついでといってはなんだけど、弊社ペアスロープのすぐ近くにも池がある・・・ “小池” その名のとおり小さな池なのだ。
 さて9月3日、写真でも撮ってこようかと店を出ると、地元上池台“小池若者組合”?の秋祭りの真っ最中である。



 池巡りを中断して、神輿(みこし)のあとを追う。そういやあ、幼い頃もこうしてあとを追い、家に帰る道がわかんなくなった記憶がうっすらとよみがえる。(チンドン屋のあともよくついていったものだ)







ペアスロープ前の環状7号線を通り過ぎる“小池若者組合”



 地元の祭りだから、ハッピを着た顔見知りのオヤジ達も多い。目が合うと、きまったように 「参加しなよっ、ハッピ貸すからさぁ」 となる。べつに嫌いじゃない。どちらかといえばお祭り騒ぎは好きなほうだが、参加してしまったら写真が撮れない。こういった東京の、我が町の伝統文化をカメラに収めておきたいのだ。




 少年時代の祭りの存在は、遠足の次に楽しい行事だったかもしれない。よくゲンコツをくらわせられた近所のオヤジや頑固ジジイが、俺達クソガキのために“サービス”をしてくれる例外の日でもあったから。。。


“若者顧問”ときましたか。子供たちを引き連れ、ほんとに楽しそうな笑顔である。

太鼓の荷車(正式名称分からん)をロープで引っ張るのは小学校低学年以下。町内を一周するとお菓子がもらえる。

子供みこし。昔は男のガキどもしかかつげなかったような、、、。


ん、今日のところはコメントを勘弁してあげよう。しかし、、、レンズの前に立つなっつうの。


大人も子供もみんな食べてるガリガリ君。この日は暑いので旨そうに、、、。






公園でも子供達へのサービス。昔はテキ屋、今は近所のトーチャン、カーチャン。


昔なら金魚すくいが定番。ウナギ釣り(引っ掛け)ってのもあった(そうとうカネ注ぎ込んだがぜんぜん釣れなかった。ありゃインチキ臭い)

そうそう昔はヒヨコ売りも、ピンクやブルーの珍しいヒヨコ。だまされたと思わず買ったら、一週間後にフツーのヒヨコ色に。やっぱりだまされた。


ロープを引っ張るより、太鼓たたいてるほうがどう見ても楽そうだ。なお、今も昔もリズム感ないガキがたたくとシラケるのである。

カメラ目線かよっ。。。



途中の休憩場所では、粋なネエちゃんたちが皆にガリガリ君(アイスキャンディー)をくばる。


「ハイ、どうぞっ」って、写真を撮ってる俺にもくれたガリガリ君。しかし、粋なネエちゃんからでなく、板金屋のオヤジから、、、残念!






この焼ソバのソースの匂いにたまらず、俺の昼飯となる。1人前200円也。


射的。これは俺の得意科目だった。この町内会の射的はハズレてもなんかくれるが、昔のテキ屋はな〜んもくれなかった。

ニタニタ笑ってると当たんねえよ、坊や!


そう、息を止めて、集中して、、、打てっ!


ハズレやがんの、、、ダッセェ〜
えっ、なにっ?、俺が写真撮ったから当たらなかったって? そんな悲しい笑顔で言い訳こいてんじゃねえよっ! 責任感じるじゃねえか、コラァ!


我が町、
上池台・小池町内は坂が多い。
どこ行っても坂、
平坦な道の方が少ない。
だからペアスロープ、
夫婦坂。
(※夫婦坂は環七交差点付近)




小僧どもはこれくらいにして、
やはり主役は女の子でしょう。



 たいへんお待たせを。お祭り騒ぎでこの紀行のテーマが“池”であることを、うっかり忘れるところでだった。
 少年時代の俺の地元は、ここ上池台ではなく、3キロほど南の池上(本門寺近辺)。まあ、どちらにしても“池”には縁があるんだなあ。
 では、現在の我が町の “小池” をご覧にいれよう。

 
 小池は洗足池の10分の一以下の広さでしかない。2003年までは釣堀として営業していたが、現在は大田区の所有地で公園化を予定している。しかし財政難でいつまでもこのまんま。 ちなみに小池は弊社からバイクで1分である。

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