ミーティングが終わり、配られた弁当をささっと食ってレーシングスーツに着替えよう。
走行会は、1.速い(と思う)人 2.ある程度速い人 3.初心者 の3クラスに分かれる。当然、俺と息子は1番目で走る。(見栄もアリ)
さあ〜て、例の親子はどこにいるのかな。まずはイッパツ、オヤジの方をつぶさねばならない。
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おぉ〜、もうすっかりスーツ姿だ。息子(ダイスケ)のほうは余裕こいてる。 |
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実はこのオヤジ、自身のブログで自らを“単車オヤヂ”と称しているので、失礼ながらここでもそう呼ばせてもらおう。
しかし、単車オヤヂとその息子のレーシングスーツ、よくよく聞くと、レンタルでやんの! 自分のレーシングスーツも持ってないのに、我ら(気分的には“俺様”)に勝負なんて、なんつう無謀な親子であろうか。同業社(バイクウエアの販売店という意味で)ということもあり、なんとしても負けるわけにはゆかない。
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※ライコランド走行会では、レーシングスーツのレンタルもおこなっている。2000円と格安だが、やっぱ基本は自前のスーツでしょう。欲言えばオーダースーツでしょう! 俺たち親子は、当然フルオーダーレーシング! (でも他社製。だからデカイ声で言えない)
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「○△@%$>>」 単車オヤヂ親子は、なにか作戦を練っているようだ。・・・それにしても20年前のBMWなの? R100RSとK100? ほかにいないですぞ、そんな古くて重いの。 |
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こちらはサーキットとは無関係な姿のカミさんとその息子。バイクはスズキGSF-1200(俺)とヤマハのツーストR1-Z 250(息子)。人のこと言えない中途半端な古さである。 |
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単車オヤヂの前に、まずは息子と勝負せなばならない。筑波サーキットが5年ぶりなのはどちらも同じだが、ヤツは他のサーキットを今年だけで約10回、俺はどこのサーキットも3年間走っていない。
・・・ん〜、なんだか言い訳がましくなってきた。すでに気分で負けている。こりゃあ本気でヤバイ。。。
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先頭は俺、直後に息子、そのあとにぞろぞろとヤバイ連中が。
[第一ヘアピンにて、カメラ:カミさん] |
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息子のR1-Zが先にコースに入り、そのあとを俺が追う。2〜3周はタイヤを暖める走行、その後が勝負だ。
息子のツースト250の後ろをそのペースで走る。GSFのパワーにモノをいわせ、長いバックストレッチやピット前のホームストレッチではいつでも抜けるが、やはり腕の差を見せつけるには、タイトコーナーの連続する第一コーナーから第二ヘアピンの間で抜き去ろうってのがショックを与える作戦だ。
しかし、、、2周ほどチャンスをうかがうが、だんだんとペースが上がり、抜くことが不可能に思えてくる。
ちょっとマズイことになってきた。俺の場合、もう全速で25分なんて走れない。とりあえずストレートで抜いとこう。
でも次の周回には追いつかれる(それが上記写真)。息子に抜かれるのはイヤだ。ならばその前にピットに入っちまえ!
・・・勝ち逃げである。 |
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第一ヘアピンを立ち上がって、シケインに向かう先頭の俺。
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先頭切ってる写真は速そうに見えるが、実は抜くより抜かれるほうが多い俺です。 |
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筆者と違って気合いの入った息子の走り |
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一回の走行時間は連続25分強ある。だが、体力も気合いもそんなに長く持続できない俺は、15分走ってピットに戻り、松下に冷たいお茶をもらって(「ダッセ〜」と言われるが)、また走る。連続走行したら息子には勝てない。だから、少々インチキして勝利するのである。
さて次は単車オヤヂだ。こりゃあインチキなんてしなくても圧勝まちがいなし。
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