2008年11月22日

 う〜ん、“鉄”のページ、ちょっと濃すぎた。反省してないけど。・・・ということでここからはバイクニケツで津山の街をうろついてみよう。



古い町並みを散策。

 津山の街は山に囲まれた盆地である。その歴史は古く、713年に美作(みまさか)国が作られて以来、この地域の政治・経済・文化の中心地となっていたそうだ。ま、教科書みたいなことはこれでやめとこう。
 津山駅からバイクで5分と走らないうちに“城東町並み保存地区”に入る。ここ旧出雲街道沿いの民家は、江戸、明治時代の面影を残している。先ほどの昭和の鉄道施設といい、こういう昔の風景の中にいるとほっとするのはなぜだろうか。
 なにげなくバイクを止めたすぐ横に石碑が建っていた。“最終作 男はつらいよ・・・”と刻んである。ここはその映画のロケ地だった。寅さん、面白かったなあ。「おいちゃん、おばちゃん、お〜いサクラ!。なんだてめぇ、まだ生きてたかタコ社長!」な〜んて思い出す。寅さん演じる渥美清はもういないけど、トライアンフのタイガー(トラ)は元気で走ってます。


ひと月前の東北旅で転け、まだ腰骨のヒビが完治してないので、乗ってるフリ。


なんだろか、ここは?


ちょっと走っちゃあ歩き、また走っちゃあ、、、。


真っ白なトラも古い町並みに似合っているのでは。


保存地区にあった数少ない食い物屋。ついつい。


せんべいをトラに積む。サイドケースは便利だ。


モロコかあ、ってよく分からない。
 今日は朝から(といっても10時)鉄道施設、そして車両を堪能し、バイクで古き良き町並みを散策。午前中はフル稼働であった。そうなれば当然のごとく腹が減る。さてどこでメシにしようかとうろつくと目の前に津山観光センターが。センターという名のところは敬遠しがちだが、テントが並び、なにやら食い物がありそうで立ち寄る。案の定、地元の名産食材、食い物あり。こういったところは穴場でもある。
 ここでメシとしよう。今日は土曜日で駐車場は混雑していたが、そこはバイク、すき間にヒョイッと止めて。


津山の秋の収穫祭。買いたい(食いたい)のもがたくさんある。

これが川魚のホンモロコである。生きてるのをドバッと熱油に。


地元のさまざまな漬物、そしてギンナン、どれも100円程度。・・・購入。

揚げたて5〜6匹で100円。ビールがあれば最高のツマミ。



「ホンモロコの唐揚げ、旨いよぉ〜」の掛け声に、思わず。

自然薯(じねんじょ:天然の山芋)ウドンとホンモロコのフルコースだぁ!



晩秋の津山城跡

 運良く、観光センターの隣りが津山城跡に行くひとつの通路だった。そしてまた運良く、ホンモロコ唐揚げ屋のオッサンがバイク乗りで、ヘルメットを店(テント)に置かせていただき城跡へ。あの美作(みまさか)三湯のひとつ、奥津温泉を独り占めにしたと伝えられる江戸時代津山藩主の城だ。先のページでバカ殿なんて言ったが、それにしちゃあ、ずいぶんとデカイな、この城跡は。

観光センターの脇から城跡の石段を上る。腰骨、つらそうなカミさん。


見事な石垣である。

これはレプリカ。



角を曲がると、また石段。

石段はまだつづく。カミさん、ツエを借りて奮闘。















津山城跡のテッペン。津山の町並みを一望。


登るもつらいが、下りもつらかろう。
 温泉独り占めの件はともかく、なかなか素晴らしい城跡だなこれは。石垣や石段が豪快、そして晩秋に残っていた紅葉も見事だ。観光パンフレットに載っていた城跡と満開のサクラ、これもさぞ良かろう。春のその時季にぜひまた訪れてみたいものだ。

 そろそろ借りたバイクを戻さねばならない時間だ。まだ津山の町並み散策はほんの一部が名残惜しい。城跡の石段を下り、観光センターに戻ってパドックさんに向かう。


返却したトライアンフ タイガー(左)、そしてパドックさんの中庭。


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