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いつもの“バイクと鉄道”旅ならば、ヘルメットとグローブが入っている318スポーツバッグ。
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大阪発車。12気筒3万cc500馬力ディーゼルターボエンジンが唸りを上げて加速する。
「うるさいなあ、この列車は〜」。カミさんが私に言う。そりゃそうだ、指定席はわざわざエンジンの真上にしたのだから静かなはずはない。オマケにエンジンの振動付である。これがまた良い。
姫路までの山陽本線は、高性能新快速電車と同じ線路を走る。しかし加速・減速、最高速度もその電車より劣るキハ181は、追いつかれないよう、勇ましいエンジン音を響かせ、全力で走る。
車内を見わたす。1号車指定席乗車率は80%ほどか。おっ、やはり乗っている、同業者(鉄)が。あちらこちらと10人くらいか。男二人組というのもいる。斜め後ろに。鉄道話しかしていないのですぐ分かる。1人旅も数人いる。彼らの目線は、他の一般客とはちがうのですぐ分かる。しかし私もバレているのだろうなあ、きっと。 |