2020年 春の夫婦坂-1



立体リネンマスク、たぶん第3回目のご案内が最終のような。
2020年4月30日 送信

4月9日より作り続けている「麻マスク」、第2回目のご注文分も5月1日には終了します。しかし緊急事態宣言は延長する様子で、マスク生産も続行することにしました。
とはいえ、麻素材だけでなく、コットンガーゼも耳あてロープも、第3回目の生産分までしか調達できず、これが最終かもしれません。
何度も洗える丈夫な「麻マスク」、これからの暑くなる季節にも涼しそうな「麻マスク」、どうぞご活用ください。


第3回目の「麻マスク」は、5月1日の夕刻に送信します。

たぶん最終ご案内です・・・ マスク専用ページは こちらです >>




立体リネンマスク、再開しました・・・が。
2020年4月24日 送信

マスクの記載ばかりで申し訳ございません。楽しい話題を送信したいのですが、この状況では遠慮せざるを得ませんね。

4月9日にマスクのご注文を開始して4000枚の生産を始めたのですが、4月18日の午前中にご予約で完売して受付を中止しました。それで終了と思ったのですが、その後も毎日大勢の方からのマスクご要望があり、今では入手困難な材料をなんとか探して、4月23日にご注文サイトを再開しました。

とはいえ4月18日までのバックオーダーが、まだ約2000枚もあります。全力で作っても月末まで掛かります。なので23日からのご注文分の製作開始は5月上旬からです。

新規のマスク製作予定数は、材料分の約2200枚。ところが23日の再開ご案内から、24時間で800枚のご注文です。これでは夫婦坂工房の1日50枚生産では追いつきませんので、前回同様に「あさま工房」と「月夜野工房」に応援してもう予定です。

4月24日19時現在で、受注可能数はあと1400枚ほど。これも数日で受け付け中止となることでしょう。その先は、材料があるか? いや、コロナが収束してくれれば一番良いのですが、さて・・・。


再開した第2タイプのマスクは、耳あての伸縮性ロープを変更してます。弊社ウェアに使っている素材を新たに入手しました。
マスクとしては、これほど高価なロープは必要ないのですが、チープな素材では嫌ですし、他に手に入らなかったので仕方がありません。しかし新規仕入れの麻生地ともどもで100円のコストアップになりました。これは申し訳なく思います。
でも、見栄えよし、耐久性もよしです。どうぞご了承ください。

日々更新します・・・ マスク専用ページは こちらです >>




マスク・・・皆様からの激励に深く感謝いたします
2020年4月21日 送信

本日は定休の火曜日ですが、全員出社してマスクの生産およびご注文に対応させていただいてます。
4月18日、ご注文数に対してついに麻生地が底を着き、受注を中止しておりますが、毎日数百軒のご注文メールに追いつかず、返信が遅れておりますことを、まずはお詫びいたします。

そんな中で、たいへん多くの皆様から、激励やお礼のメール返信をいただいております。
「ありがとう・・・」「頑張って・・・」「どうか身体に気をつけて・・・」、中には「私のマスク発送は後まわしでいいから、困っている人に先に送って・・・」。このようなメールが、毎日数十件あります。・・・嬉しいです。思わず目頭が熱くなりました。自社工房を持った縫製業をやっててよかった、と深く思いました。ありがとうございました。頑張ります。

4月18日までのご注文が膨大で、現在は増産して毎日平均200枚ほど発送してはおりますが、まだお手元に届くまで10日間少々掛かる方もおられましょう。お急ぎのところたいへん恐縮ですが、どうかもうしばらくお待ちください。


麻タイプのマスクは底を着きましたが、まだまだご希望の方がおおぜいおられます。なのでこれで終了、というわけにはゆきません。麻に代わって5月初めより「コットンタイプ」のマスクの製作を開始します。
可能なら21日の本日、マスク専用サイトでご案内差し上げます。麻タイプの半数しか作れませんが(もうコットンガーゼも耳あてヒモも入手限界です)、よろしければご注文ください。

コットンタイプマスク:見た目は麻タイプと変わりません。装着感はややソフトです。


4月21日または22日に更新します・・・ マスク専用ページは こちらです >>




マスクご注文集中での混乱、ご迷惑をおかけしております。
2020年4月18日 送信

弊社本店から、ここ最近は毎日100枚ほどのマスクを、ご注文いただいた皆様に発送しております。それでも不足の為、4月22日からは増産により、毎日平均約200枚超の発送になります。
しかし・・・・・・


写真は、17日の19時から18日の朝まで、12時間分のお客様からのご注文メールをプリントした束です。400枚はあります。お一人平均マスク3枚としても1200枚ほどのマスクご注文数です・・・たったの半日で。
この日は特別に多く、他の日は200~300枚平均のマスクご注文なのですが、こんな状況ですから、お客様に確認ご返信メールを差し上げるのも、2~4日間は掛かってしまいます。さらに発送までには1週間以上を要します。たいへんお待たせして申し訳ございません。

表側の麻(あさ)生地の在庫は、もうすぐ底を尽きます。しかしまだまだ多くのマスクご要望のお客様がおられるようなら、今後は弊社ウェアに使用するコットン生地を使って作る事も出来ます。コットンガーゼや耳ヒモの材料不足が心配ではありますが、製作可能ならマスク専用サイトでご案内します。

まずは現在ご注文いただいている皆さまへのマスク作りが最優先です。頑張って進めておりますが、メールのご返信や発送まで、遅れていることをお詫び申し上げます。


日々更新しております・・・ マスク専用ページは こちらです >>




「立体マスク」増産しております・・・が。
2020年4月16日 送信

4月9日に「マスク専用ページ」を送信して以来、たいへんな反響で、それはそれは多くのご注文をいただいております。ご注文のショッピングメールは日に数100件で、確認のご返信だけでも1日以上を要しておりますので、心当たりの方がおられましたら申し訳なく思います。

先週からの数日間、1日50枚のマスクを本店上階の工房で作り続けました。しかしご注文数は毎日その数倍(10倍の日も)。これではとても追いつかぬと、弊社あさま工房でも製作開始したものの、やはり大不足。ならばとカタログでご紹介している群馬県の弊社繊維ウェア製作担当の月夜野工房にも応援してもらい、来週からは1日250枚の生産予定としました。・・・とはいえ、材料が尽きるのも時間の問題ですが。

本店工房から本体が出来上がり、耳ヒモ到着待ちのマスク。

発送作業も、今のスタッフだけでは手が足りず、筆者の娘も店に呼んで手伝わせている状況です。
マスク発売当初は、ご注文から先着順に3日程度で発送していましたが、16日現在はバックオーダーが1000枚を超えている為、発送までに10日ほどいただいております。(4月23日以降は増産体制に入りますので、納期は短くなりそうです)
全力で作り、素早く発送しておりますが、ご注文いただいている皆さま、もう少々お待ちください。
・・・今さらですが、もっと簡単に安価に作っておけば良かったかな、と。弊社職人のプライドが許せば、ですが。

郵便局への配達担当は筆者。今日もレターパック満載です。(お急ぎの方は宅急便をご指定下さい)


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前倒しで・・・マスク発送開始しました。
2020年4月12日 送信

マスク専用ページでは、マスク発送は「4月15日~予定」と記載しましたが、たくさんのご注文がありましたので、本気モードの全力製作、3日間前倒しで発送開始しました。申し込み先着順で、12日からは宅急便発送の方、レターパック郵便は13日(月)以降の発送です。材料が尽きるまで生産を続けます。

少しでも早く到着をご希望される方は、宅急便の発送又は代引き発送(共に送料1000円)をご指定下さい。
なお、レターパック郵便は、万一の未着または紛失の保証はありません。あらかじめご了承ください。

 マスク専用ページは こちらです >>




全力で「立体マスク」を作ってます・・・が。
2020年4月10日 送信

2月下旬ころからでしょうか、知人やお客様から「マスクを作って!」とのご要望がちらほらありました。しかし弊社はお客様の受注品で手いっぱい。仕方なく筆者が作ってはみたものの、上手くはできませんでした。そして4月に入り、ますますコロナ感染がひどくなり緊急事態宣言が発令されました。

ところがマスク作りには動きませんでした。それよりもお客様が減り、今後どうなるのか、いつまで自粛が続くのか、で頭をかかえました。
そんな時に、元社員Aからのメール「マスクが無くてたいへん困っているので、マスク代金を振り込みました」・・・なんだと~、作るとも言ってないのに、先におカネを振り込んだって?
Aは弊社工房内をよく知ってました。どんな材料があるのか、ミシンの性能、そして各職人の技術を。そしてさらに筆者の性格を見越して「無断振込み」(マネしないでください)をしたのだろう。そうすればぜったい作るにちがいない、と。 


まんまとワナにはめられた気分ですが、メールを見た夕方にはマスク作りを決断し、翌日には試作品、2日後には量産体制に入りました。なおかつ同時にマスク専用サイト制作・・・とスピードも持ち味なのがAは承知していたことでしょう。
しかし、、、作ったマスクは、あきらかにオーバークオリティー。ウイルス対応という意味ではありませんが、その作りと素材は「1200円(税別)でここまでしなくても?」とAが言うように、やりすぎです。もっともっと簡素化すれば数多く作れるし、安くもなります。が、ペアスロープ製ってこの程度? 耐久性もたいしたことないね・・・と言われたくないのでこうなってしまったわけです。(それでも破格なんですよ。無理してます。)


Aのメールの翌々日、4月9日より1日50枚を目標にマスク製作を開始し、同日ご案内サイトを送信しました。そして本日10日の午前10時にマスクご注文メールを開くと・・・・・・ガァ~~~ン!
一晩で、300枚以上のご注文をいただきました。確実に甘くみてました。個々のメールを開くと、マスク必要性の切実な思いが込められた言葉、そして感謝の言葉を多くの方々からいただきました。
そこで方針変更しました。この状況だと、お客様にお渡しする日にちが多くかかってしまいます。できるだけ早くマスクをお渡ししなければ男がすたる。もう意地ですね。
・・・ならば増産と、本店上階の夫婦坂工房だけでなく、信州のあさま工房、そして京都伏見店にも応援してもらい、1日100枚の目標に切り換えます。

一生懸命に作ってます。多少お待ちいただくことになりますが、少しでも皆さまのお役に立てれば光栄です。


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今は暗い世の中ですが、、、
2020年4月3日 送信

なんですかねえ、このどんよりとした空気感は。コロナ騒動に輪をかけて、志村けんさんが亡くなってからは、どうも酒が旨くないのです。
思えば高校生の時から、ずいぶんと笑わせてもらいました。特にヒゲダンスはお気に入りでした。馬鹿馬鹿しいと思いながらも、バカ殿やへんなオジさんも見てました。いやぁ~残念です。

遊びに行く旅も、居酒屋での飲み会もなくなっている昨今、家で酒をちょびちょびと飲みながら二輪誌“モーターサイクリスト”5月号を読んでました。特集は「安くて、いい旅」です。
実はひと月少々前に、当誌編集長から「安旅の記事、書いてくれませんかねえ」と電話がありました。
安い、という基準は人それぞれ。たとえば宿の料金はどのくらいなのかを聞けば、「1万円以下かなあ」と言う。若い頃ならそんな宿を利用していたが、現在は1万円代がメイン。2万円以上は、雑誌取材以外ではないのが現状です。「悪いな、ほかをあたってちょうだい」と答えつつ、頭に浮かんだお二人を薦めた。

一人は鉄道好きでバイク乗りの飲み仲間。全国を数多く巡っているので必然的に安旅になる。当誌では“しまなみ二輪旅”の記事を書いているが、その内容は、プロのライターさんとは違った新鮮味のある文章で面白いものでした。
二人目は、筆者の温泉本でたいへんお世話になった、温泉紀行ライターの飯出さん。氏は全国3000ヶ所の温泉に浸かっていますから、“1万円以下で泊まれるいい湯の宿15選”の記事を作ることなんて、飛んで火にいる夏の虫、てなところでしょう。
自粛ムードで旅にも飲み屋にも行けない皆さま(筆者もです)、こんな時は旅の風情を味わえる当誌を読んで、やがてくるコロナ収束に備えて、旅の計画を立ててみるのはいかがでしょうか。


モーターサイクリスト誌の筆者の4年近く続けた温泉連載は、2018年の夏で終了しました。しかし最近になって、現編集長に「またどうでしょうかねえ」なんて言われてますが、今は本業に専念してます。
とはいえ旅心はうずうずしてますし、面白い旅を皆様にも味わっていただきたいという気持ちはあります。
“武将と温泉” “城と武将と鉄道” “癒しの城下町と温泉と団子”などなど・・・「どうせ鉄道ばっかしで、バイクがほとんど出てこないんでしょ?」と言う編集長に返す言葉は、「交通手段より旅心、だいじょうぶだぁ~」。たぶん志村けんさんもそう思ってます。
(これだから、いつまでたっても連載はありません)

モーターサイクリスト誌のアマゾン通販へ >>
・・・前号はつまらなかったけど、今号はお薦め。


ペアスロープは定休日以外は通常通り(静かに)営業しております。




カタログこぼれ話
2020年3月29日 送信


2020年の春夏カタログを開くと、最初に妙な名刺入れを1ページでドカンと掲載してます。何だコレ? と思われた方もおられましょう。
しかしこんなに大きく扱っているのに何の説明もなく、そのあとのページのどこをめくっても皆無です。いやいや、掲載し忘れのではありません。「こんなことにも挑戦してます。これこそ生粋の日本製です」といったアピールのつもりでした。

この手のものに少しでも興味がある方は気づかれたことでしょう。そうなんです、浮世絵です。葛飾北斎、富嶽三十六景の中の傑作 “凱風快晴”、いわゆる「赤富士」です。
・・・とまあ、ここまでのご説明なら「なんだ、浮世絵かぁ」で終わってしまいますが、これは転写フィルムでも印刷機によるプリントでもありません。江戸時代からの伝統技法を継いできた、日本の数少ない浮世絵摺師(すりし)に依頼したものなのです。とはいえ、この1作目は試作中の試作で、完成度はまだ低いのですが。

この浮世絵をご覧になって、さらに何か気づかれたなら、けっこうな知識をお持ちの方だと察します。そうですよね、浮世絵というのは「紙(和紙)」に摺るものです。ところが、紙では縫製ができません。ここが最大のポイントです。

紙ではないなら?・・・ここから先は、皆さまの想像どおりです。その想像を試作とはいえ具現化するのに、ま、失敗の多々連続でしたから、かれこれ1年半も掛かりました。ヒマ人と言えばそうなのでしょうね。

赤富士だけでなく、もっとも有名な「神奈川沖浪裏」も現在進行中。北斎だけでなく、広重、歌麿、写楽にも挑戦しようかと。

名刺入れは手始めです。現在はその他のグッズに取り掛かってます。しかし・・・いつ頃、どんな方法で販売するのか、まだ未定です。もしかしたら通常の販売方法ではないのかもしれません。弊社で作る物が弊社店舗で販売しないことなどないとは思いますが、それも未定です。不明づくしで申し訳ありません。

浮世絵はほんとうに素晴らしいものです。もし少しでも興味をお持ちでしたら、まずは公開予定の映画“HOKUSAI(北斎)”を観賞されたらいかがでしょうか。たぶんちょっとは理解できることでしょう。
さ~て、もうひと踏ん張り。
映画“HOKUSAI”公式サイトへ >>




一本のダイコンに。
2020年3月27日 送信

突然ですが、「おでん」が食べたくなったのです。
近所にはおでん種を揚げている小さな専門店があって、いつもそこで買っているわけですが、まずは「ダイコン」と、昨日はスーパーに。
ところがダイコンどころかほぼすべての野菜の棚が空っぽ。都知事の「週末の外出自粛要請」発言の影響だと思うけれど、それにしても米もなければ冷凍食品もありゃしない。他のスーパーをバイクで走り回っても、結果は同じで敗北しました。

ここであきらめたら男がすたると、本日、午前中なら大丈夫だろうと再びスーパーに。
な、なんじゃこれは、、、店舗の前にお客が30人以上並んでおり、係り員が入場制限しているではありませんか。両手に大きくふくらんだレジ袋を重そうにして出て来るのは、買い物を終えた人々。これが「買いだめ」なんですね。
 ・・・俺はダイコンがほしいだけなのに!

ダイコン1本で並ぶのもいやなので、その先のスーパーに移動しました。そこは入場制限はしていないものの、チャリンコがアリンコの行列のごとくずら~りと並んでいます。ちょいとバイクも停めさせてもらい、店内の野菜売り場へ直行。
 ・・・あった、、、ダイコン!


昨日の午後から5店舗巡って、やっとダイコンを手に入れました。
たった1本のダイコンに、これほどの労力を使ったのは初めてです。とはいえ、おでんにダイコンはぜったい欠かせない思うわけでして、鍋に入れて弱火で煮て、それを翌日まで食うのをじっと我慢して、昆布のだし汁がじんわりと染み込んで琥珀色になったダイコンの旨さといったら、もうたまらないのです。

ダイコンを手に入れたあと冷静になって思えば、日本の食材は豊富にあるのに、なぜこれほどまでに人々は「買いだめ」されるのでしょうか。米は十分にあるのだし、野菜を買いだめしても鮮度が落ちるだけで意味がないように思います。が、、、不安なのでしょうね。

弊社のような製品は「買いだめ」とは無縁です。もし外出禁止令にでもなったら、家庭内の日常生活で役に立てるものはないでしょう。
でもしかし・・・弊社製品は気持ちを豊かにいたします。一本のダイコンに勝るとも劣りません、、、。




こんなご時世は、バイクで桜巡りがいい。
2020年3月22日 送信



大迷惑のコロナなんちゃらですが、こういう時はバイクで桜巡りがいいですね。なんたって一人だけで移動できる乗り物なので、ほかの交通手段に比べれば、はるかに安全ではないでしょうか。感染の意味で。

桜はコロナとは無関係に咲いてくれます。そして目を楽しませ、心を癒やしてくれます。年に一度、いや、日本全国を移動すれば、ひと月以上、美しい姿を見せてくれます。
そういえば、いろんな桜を追いかけ走り回ったものですなあ。。。

岡山県の津山城:城と桜のコンビでは、筆者の中では最高レベル。ほかには青森県の弘前城や福島県会津若松市の鶴ヶ城の桜も素晴らしいです。


高知県仁淀川町のひょうたん桜:周りの風景と共に美しいのなんのって。



東京のど真ん中、皇居の千鳥ヶ淵:都会の桜のオアシスです。


隣りのサイト、“夫婦坂二輪旅”では、桜巡りをこってりと数10ヶ所ご案内しております。「残念だがこの春は遠出ができない!」という方、よろしければサイト画像でお楽しみください。


サラッとした着心地・・・どうしてもほしくなった方は こちらへ >>




信州へ革素材開発・・・軟弱にもクルマで。
2020年3月20日 送信


コロナ騒動、ほんとまいっちゃいますね。
この時季、例年なら店が忙しくて外出などできないのですが、困ったことに今年はお客さんが少ないので、席を外しました。
東京は桜が咲き始めてポカポカ陽気ですが、信州は寒いし、いつ雪が降りだすかわからないので、バイクは遠慮してクルマで移動。中央高速を走り、雪をかぶった南アルプスを横目に伊那谷を南下すれば飯田市。目的の馬革加工場までもうすぐです。

弊社が頼りにしているのが、加工場のすご腕技術者のK氏です。
写真のダ円形の物体は馬の希少部位コードバン。この工場でなめし加工された中で、弊社ペアスロープ用にと最上級品質の選りすぐったものばかりです。それでもこの1枚で、頑張っても長財布は2個しか作れません。
さてK氏が始めようとしているのは、染色です。まさしくこれから1枚1枚をハケで染めるところです。コードバン製品の中でも、「ACV」(アニリンコードバン)と名がついたものは、このように全て手作業でおこなってます。
「丁寧にねえ。うん、そうそう、そんな色合いでいいですよぉ」と筆者が言えば、「あっ、いけねっ」・・・ほ~ら、はみ出しちゃった。余計なこと言うもんじゃあございません。

透明感あるキレイなアニリンコードバングッズ。本格的には2020年秋に出しますが、一足先に少しだけ作ってます。 
参考ページサイトはこちら >>


コードバンの染色を終えたK氏と筆者は事務室に向かう。そこでK氏が変わった革を広げました。
「どうです、いい雰囲気でしょう!」と満面の笑みで自慢げに見せてくれたのが“荒馬クラシック”(仮名)。
色味は変更の余地ありですが、その野性的な表情が興味深く、バッグにしたらさぞ面白いものができるでしょう。
「これ、ちょうだいな」「いいですよ」ということで、東京に戻ったら、さっそくバッグのサンプル作りに取り掛かります。そして出来上がったら、このページで皆様にこっそりお見せしますので、どうぞご期待ください。
この日の夜は、近所の居酒屋で一杯やって、翌日は同じ長野県の弊社“あさま工房”に寄り道して帰ります。



長野県は「北信・中信・東信・南信」と4つの地域をそう呼びますが、南信の飯田市から、東信にある“あさま工房”まではけっこうな時間が掛かります。クルマのナビでは北信経由でほぼすべて高速道路選択をしますが、地図で見ればものすごい大回り。なので中央高速を途中で降りて、一般道の山道をつっ切れば70kmも短縮です。
・・・バイクで来なくてよかったぁ。スタッドレスタイヤでよかったぁ。春とはいえ、信州の山道は、やはり気を抜けませんねえ。


 ↑ ・・・コードバン財布も掲載。おヒマなら、どうぞご覧下さい。




バッグの専用ページ、作りました。
2020年3月12日 送信


この春は、次々と濃~いページを送信してますが、今回はバッグ専用ページです。とはいえ、写真を撮りながらのサイト制作なので、「ショルダーバッグ」と「ボディバッグ」を先行送信としました。
現在、バッグは全て本店上階の夫婦坂工房で作ってます。
工房のメイン製作は革ジャンですが、近年オーダーメイドが多くなったものだから、既製品の補充を抑え、その時間をバッグにあててます。

バッグ製作は1日平均2~3個といったところで、月産は約50個。なかなかの数量です。
が、しかし、バッグの種類とカラーで20数種あるので、同じものは月平均2個程度しかできません。なので全品が店内に揃う日は希です。
でもまあ3月は、1月2月に作りだめしたので比較的あるほうですが。・・・と言った矢先に左写真のバッグが欠品しました。(少々お待ちいただければ仕上がります)

そうそう、夫婦坂工房はカラーや素材変更のオーダーバッグも得意ですから、あなたの個性的なオリジナルバッグなんてのもいかがですか?

 ↑ ・・・おヒマなら、どうぞご覧下さい。




最新カタログをどなたにも・・・初めてPDF送信しました。
2020年3月6日 送信
今までカタログは紙の印刷物だけでした。それではご希望の全ての方々にはいき渡りません。そこで遅ればせながら、紙面68ページをPDFデータによるサイト送信を始めました。

さて、今回のカタログの中で皆様にぜひご覧頂きたいのは、弊社製品にたずさわる各工房です。革製品、繊維製品、グローブ、ブーツ、アクセサリーグッズ・・・それらの工房で、誰が、どんな思いで、どのように作っているのかを取材したページ、いわゆる「製品の裏側」。これだけいっぺんに掲載したのは初めてのことです。



もちろん各製品もしっかりと掲載しておりますが、今回のカタログの主役は、各工房の職人たちかもしれません。どうぞPDFを開いて、見て読んでいただければ幸いです。





2020年 春のプレゼントに異変が・・・。
2020年3月5日 送信

恒例のプレゼント、この春は京都伏見店のスタッフが店内で作った“コットンガーゼハンカチ”、そして夫婦坂工房の職人による絶品の“馬革/牛革ポーチ”です。いいですね、どちらもたいへんよいものができました。
ところが春の販売開始までに7割ほどのプレゼント品を作ったところで、ハンカチには問題が発生してしまいました。

コットンガーゼハンカチ・・・そうなんです、新型コロナで混乱している現在、肌に優しいこのコットンガーゼはマスクに流用されることになり、生地メーカーは原反素材をマスク工場に送るのが最優先となりました。今は当然ですね。よってハンカチは製作予定数に達しません。3月はなんとかプレゼントできる気配ですが、4月はいつ欠品するか分からなくなりました。

さて、このコットンガーゼをマスクにしたら、どんな感じなのでしょう。
考えてみれば弊社は縫製業なので、それらしく作ることは簡単です。とはいえ本店上階の職人は忙しいので筆者がミシンを動かしました。
生地の状態ではないので、工房でゴムヒモを見つけ(防寒ライナーのボタン取り付け用)、できあがっているハンカチをマスクに改良したわけです。
で、細かな作りは別として、実際に装着してみると、な~るほど、肌に優しい立派なマスクになりました。

マスク購入が容易ではない昨今、これなら皆様に作って差し上げたいところですが、現在、工房の手が空きません。ならばと、作り方ならお教えします。家庭用ミシン、または手縫いでもできます。
1. ゴムヒモを用意する。
2. ハンカチを二つに折る。
3. 両端を2cmほど折って、ゴムヒモを入れる。
4. ゴムヒモに注意して、端から1~1.5cmを縫う。
5. 両端の中心を2cmつまんで縫い、マチを作る・・・完成

作業時間は、ミシンなら10分くらいじゃないかと思います。
少々大き目ですし、市販のマスクのように立体的ではないですが、肌触りはバツグン。、いざという時の代用にはなるでしょう。

・・・いや、やはりハンカチとして愛用していただきたいですね。 

※サイト以外の印刷物でのプレゼントご案内も、ハンカチに関しては期間短縮となります。あらかじめご了承ください。




3月5日は春のサイト更新
2020年3月1日 送信

現在、コロナ感染で世の中が大混乱してますね。そんな中でも弊社春の製品は、予定通りに製作しております。全ての素材加工や縫製作業が自社および日本国内の為、まったく支障がないのです。

しかし……
製品ができあがっても、こういった混乱の中で、はたしてお客様にご来店いただけるのだろうか? 通販であっても、はたしてご購入いただけるのだろうか? ものすごく不安です。
2020年の春夏製品は、本店の夫婦坂工房を始め、その他4つの工房に行って、職人と直接打ち合わせて作っている、今までにも増して気合いを入れた品々です。
更新しましたら、どうぞ力作をご覧下さい。そしてご愛用いただけるなら、幸いでございます。







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