2004年3月17〜 文・写真:三橋 [ 全6ページ ]
 
 二輪誌のバイクのインプレッションというのは、どの本でも、かなり良いことが書かれている。ほんとにそうなのかというと、それはそれっ、雑誌屋さんにもいろいろと諸事情ってもんがあり、文章にオブラートを包まなければいかんのです。では、読者がバイクの善し悪しをどう判断するのかというと、その文章にオブラートが何枚包まれているかを察すればよい。相当な読解力が必要ではあるが。
 そんなのめんどくさいなぁ!っていう人に、お待たせしました。夫婦坂のインプレは、オブラート一枚のみ(なんだ結局包むのか、って、こちらにも諸事情がある)。「注目外車」の購入を考えてる人には、たぶん、参考になる、ハズ。


HARLEY DAVIDSON
XL1200R
KTM
950アドベンチャー
BMW
R1200GS
DUCATI
ムルティストラーダ

 それはそうと、用品特集ならいざ知らず、ウエアメーカーの私が、なぜ別冊モーターサイクリスト誌面でバイクのインプレを書かなくてはならないのか。いつもは編集部と著名なジャーナリストのページだ。なのに、、、?。そう、ジャーナリストとのスケジュールが合わなかった(のであろう)。そして4台のうち、ムルティストラーダが手に入らなかった。理由は、メーカーから借りる予定の広報車を、どっかの編集部が全損させてしまったから。やむなくムルティを持ってる私(正確にはカミさんの)に「伊豆で温泉に浸かりませんか」という甘い誘いで、まんまと引っかけられたわけだ。
 
 というわけで、編集部が選んだ今年の「注目外車」・・・XL1200R、950アドベンチャー、R1200GS、ムルティストラーダの、オブラートたった一枚の辛口インプレをお届けしよう。
 しかし初めにおことわりしておくが、“良い点”やスペックは別冊MC誌にたくさん書かれているので、そちらのほうを参考に。こちらは“ちょっと良くない点”(すでにオブラート一枚、“ダメな点”とも言う)も少々書かせてもらう。

 4月15日発売の別冊モーターサイクリスト5月号と併読されるとベリーグッドですな。

インプレ取材参加者は左から、この特集担当の編集部(酒豪)柳原氏、どんな状況でも一生懸命な久住カメラマン、ちいとばかしダッサい走りの品田氏と勤勉家(ほめてる訳ではない)五十嵐氏の編集部員、そして部外者の私。

 そしてもうひとつ、おことわりしておくことがある。私は外車を所有しているが、けっして“外車ファン”というわけではない。どちらかといえばMADE IN JAPAN派。しかし近年、国産4メーカーに元気がないような・・・そんな気がしてならないのは私だけか?

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